在宅リハビリテーションの効果的な取り組みと成果

リハビリ関連

在宅リハビリテーションは、患者が自宅でリハビリを受けることができる効果的なアプローチです。訪問看護師と療法士が連携し、患者のニーズに合わせた個別のリハビリプランを提供します。今回は、在宅リハビリテーションの効果的な取り組みとその成果について考察します。

1. 個別のリハビリプラン

在宅リハビリテーションでは、患者の状態やニーズに合わせて個別のリハビリプランが立案されます。療法士が患者の機能や生活状況を評価し、適切なリハビリ目標を設定します。その後、患者と家族との協力のもと、リハビリプランが実施されます。このプロセスによって、患者が自宅でリハビリを受けることができ、リハビリの効果が最大限に引き出されます。

2. 定期的なモニタリングと調整

在宅リハビリテーションでは、定期的なモニタリングとリハビリプランの調整が重要です。訪問看護師が定期的に患者を訪問し、リハビリの進捗状況や患者の状態を評価します。必要に応じてリハビリプランが調整され、患者が最適なケアを受けることができます。このようなアプローチによって、患者のリハビリの成果が最大限に引き出されます。

3. 患者と家族のサポート

在宅リハビリテーションでは、患者と家族に対するサポートも重要です。訪問看護師と療法士が患者や家族にリハビリの目標や方法を説明し、リハビリプロセスへの理解と協力を促します。また、患者や家族の疑問や不安に対応し、リハビリの成功に向けたサポートを提供します。このようなサポートがあることで、患者や家族がリハビリプロセスに積極的に参加し、効果的なリハビリが実現されます。

在宅リハビリテーションは、患者が自宅でリハビリを受けることができる効果的なアプローチです。個別のリハビリプランや定期的なモニタリング、患者と家族へのサポートなど、様々な取り組みが成功に貢献しています。訪問看護師と療法士が連携し、患者の健康回復を支援することで、在宅リハビリテーションの成果が最大限に引き出されます。

古桑 穰二

■出身地:埼玉県新座市出身
■職業:経営者、理学療法士
■会社名:合同会社Support Life
■事業:訪問看護(訪問看護ステーションささえーる)

私は10代の頃は身体が弱く、5年近く入退院を繰り返す辛い時期を経験しております。 その頃から、病院は身近な存在であると同時に、苦しい想い出の詰まった場所となっておりました。
その後、家族の勧めもあり医療職を志すようになり、理学療法士の資格を取得しました。 市中病院の療養型病棟に配属となり、病院勤務におけるやり甲斐や楽しさを感じていた一方で、どこか「物足りなさ」や「違和感」を持っている自分がいました。
そんな時、たまたま勤めていた病院で訪問看護ステーションを立ち上げることが決まり、そこに初期メンバーとして参画することになりました。
最初は、慣れない訪問でご利用者を前にして頭が真っ白になることもありました。 ご利用者を前にして「どのように接すれば良いのだろう?」「どのような案内の仕方が良いのだろう?」「どのようなメニューが日々の生活に適しているのだろう?」と、試行錯誤をする毎日が続きます。 そして、1件また1件と訪問を重ねていく中で、ご利用者の声に深く耳を傾けて、ご利用者の気持ちをしっかりと汲み取る心構えができていきました。
そうすると、1日に何十人もの受け持ちのリハビリをこなす病院での働き方とは違い、ひとりひとりのご利用者にしっかりと時間を使えること、 決まりきったメニューをこなすのではなく本当にその方に合ったリハビリを提供できる、訪問での働き方にやり甲斐を強く感じるようになっていきました。
訪問は決して楽ではないですし、ご自宅にお伺いすることの大変さももちろんあります。
しかし、目に見えて利用者さんのADLや生活が良くなっていく姿を目の当たりにできることは、病院では体感しづらい、訪問ならではの喜びだと思います。
私は自分の生まれ育った埼玉県新座市に強い愛着を持っています。 いまこの地域には、訪問看護と訪問リハビリとが連携してご利用者を支えていくための資源がまだまだ足りておらず、 受け入れ先のないご利用者がたらい回しになる場面も目にしてきました。
訪問のやり甲斐を感じ、生まれ育った「新座市」を支えるステーションを目指して、「訪問看護ステーションささえーる」を開設いたしました。

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