理学療法士が解説する、正しい筋トレのポイント!【パート2】

リハビリ関連

筋トレは健康的な生活を送る上で不可欠です。しかし、正しい方法で行わないと怪我のリスクがあります。この記事では、理学療法士の視点から、筋トレの基本原則を解説します。正しい姿勢やフォームの重要性、適切なトレーニングプログラムの設計方法など、エビデンスに基づいたアプローチを紹介します。安全かつ効果的な筋トレを行い、健康な身体を手に入れましょう。

1. 筋肉の働きと役割の説明

筋肉は、身体の運動や姿勢を制御する重要な組織です。身体の機能を支えるためには、筋肉が正常に機能していることが必要不可欠です。筋肉は大きく分けて、骨格筋と内臓筋に分類されますが、ここでは主に骨格筋に焦点を当てて説明します。

骨格筋は、骨と結合しており、筋収縮によって骨の動きを引き起こします。筋肉は主に収縮と伸張の過程で作用し、この作用によって骨の移動や関節の動きが可能となります。また、筋肉は身体の安定性や姿勢の維持、身体の保護などの機能も担っています。

筋肉の主な役割には以下のようなものがあります。

■動作の制御:筋肉は骨格系の動きを制御し、日常生活や運動を可能にします。

■姿勢の維持:筋肉は体の姿勢を維持し、バランスを保つ役割を果たします。
■エネルギーの生産:筋肉は運動時にエネルギーを生産し、身体の動きをサポートします。

これらの役割からもわかるように、筋肉は身体の健康と機能性に不可欠な要素であり、その役割を正常に果たすためには適切なトレーニングが重要です。

2. 筋トレの目的の明確化

筋トレの目的を明確にすることは、効果的なトレーニングを行う上で重要です。筋トレには様々な目的がありますが、その中でも代表的なものを以下に示します。

■筋力の向上:

筋トレを行うことで筋肉の力を増強し、身体の強度やパワーを向上させることができます。これにより、日常生活やスポーツなどの活動においてより効果的に動くことができます。

■筋耐性の向上:

筋トレは筋肉の耐性を向上させる効果があります。長時間の活動や持久力を要するスポーツなどでのパフォーマンスを向上させることができます。

■筋肥大:

筋トレは筋肉の成長を促す効果があります。適切な負荷をかけることで、筋肉の成長を促進し、より大きな筋肉を獲得することができます。

■姿勢の改善:

筋トレは筋肉のバランスを整える効果があります。特定の筋肉の強化やストレッチを行うことで、身体のバランスを改善し、姿勢の健康を維持することができます。


これらの目的を明確にすることで、トレーニングの効果を最大限に引き出し、身体の健康やパフォーマンスを向上させることが可能となります。

古桑 穰二

■出身地:埼玉県新座市出身
■職業:経営者、理学療法士
■会社名:合同会社Support Life
■事業:訪問看護(訪問看護ステーションささえーる)

私は10代の頃は身体が弱く、5年近く入退院を繰り返す辛い時期を経験しております。 その頃から、病院は身近な存在であると同時に、苦しい想い出の詰まった場所となっておりました。
その後、家族の勧めもあり医療職を志すようになり、理学療法士の資格を取得しました。 市中病院の療養型病棟に配属となり、病院勤務におけるやり甲斐や楽しさを感じていた一方で、どこか「物足りなさ」や「違和感」を持っている自分がいました。
そんな時、たまたま勤めていた病院で訪問看護ステーションを立ち上げることが決まり、そこに初期メンバーとして参画することになりました。
最初は、慣れない訪問でご利用者を前にして頭が真っ白になることもありました。 ご利用者を前にして「どのように接すれば良いのだろう?」「どのような案内の仕方が良いのだろう?」「どのようなメニューが日々の生活に適しているのだろう?」と、試行錯誤をする毎日が続きます。 そして、1件また1件と訪問を重ねていく中で、ご利用者の声に深く耳を傾けて、ご利用者の気持ちをしっかりと汲み取る心構えができていきました。
そうすると、1日に何十人もの受け持ちのリハビリをこなす病院での働き方とは違い、ひとりひとりのご利用者にしっかりと時間を使えること、 決まりきったメニューをこなすのではなく本当にその方に合ったリハビリを提供できる、訪問での働き方にやり甲斐を強く感じるようになっていきました。
訪問は決して楽ではないですし、ご自宅にお伺いすることの大変さももちろんあります。
しかし、目に見えて利用者さんのADLや生活が良くなっていく姿を目の当たりにできることは、病院では体感しづらい、訪問ならではの喜びだと思います。
私は自分の生まれ育った埼玉県新座市に強い愛着を持っています。 いまこの地域には、訪問看護と訪問リハビリとが連携してご利用者を支えていくための資源がまだまだ足りておらず、 受け入れ先のないご利用者がたらい回しになる場面も目にしてきました。
訪問のやり甲斐を感じ、生まれ育った「新座市」を支えるステーションを目指して、「訪問看護ステーションささえーる」を開設いたしました。

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