理学療法士が解説する、正しい筋トレのポイント!【パート6】

リハビリ関連

本記事では、理学療法士の視点から、筋トレを行う際の重要なポイントと注意事項に焦点を当てます。エビデンスに基づいたアプローチを通じて、筋トレにおける注意すべきポイントやリスク、特定の状況下での適切なアプローチについて解説します。安全かつ効果的なトレーニングを行いたい方々に向けて、理学療法士が提供するアドバイスを紹介します。

1. 筋トレを行う上での注意すべきポイントやリスク

筋トレを行う際には、いくつかの重要なポイントと注意事項があります。エビデンスに基づいたアプローチによって、これらのポイントを理解し、リスクを最小限に抑えることが重要です。

まず、適切なウォーミングアップとクールダウンが重要です。ウォーミングアップは筋肉や関節を準備し、ケガのリスクを軽減します。クールダウンは筋肉のリカバリーを助け、トレーニング後の筋肉痛や怪我のリスクを軽減します。

次に、正しいフォームと姿勢を維持することが重要です。正しいフォームを維持することで、目標の筋肉を適切に刺激し、怪我のリスクを最小限に抑えることができます。また、過度な重量を扱ったり、無理な動作を行ったりしないように注意することも重要です。

さらに、適切な休息と回復が重要です。筋トレは筋肉をダメージさせる過程であり、適切な休息と回復がなければ、十分な成果を得ることができません。過度なトレーニングや適切な休息を取らないことは、過度のストレスをかけ、過疲労や怪我のリスクを高める可能性があります。

最後に、個々の体調や能力に合わせてトレーニングを調整することが重要です。エビデンスに基づいたアプローチでは、個々のニーズや能力に合わせたトレーニングプログラムの設計が推奨されています。特定の健康状態や制約を考慮し、適切なアプローチを選択することが重要です。

2. 特定の状況下での適切なアプローチ

特定の状況下での適切なアプローチを理解することも重要です。例えば、妊娠中や産後、高齢者やリハビリ中の人々には、特別な配慮が必要です。エビデンスによれば、これらのグループに対して適切なトレーニングアプローチを提供することで、健康やフィットネスの向上を促進し、リスクを最小限に抑えることができます。

また、特定のスポーツや競技に参加する場合には、そのスポーツに特化したトレーニングアプローチが重要です。エビデンスに基づいたアプローチでは、特定のスポーツや競技に必要な筋力や柔軟性を開発するためのトレーニング方法が提案されています。

さらに、怪我や障害を抱えている人々に対しては、特別な配慮が必要です。エビデンスによれば、怪我や障害を持つ人々に対して適切なトレーニングアプローチを提供することで、リハビリテーションや回

復を促進し、日常生活や運動能力の向上を支援することができます。理学療法士は、個々の状況やニーズに合わせて適切なアプローチを提供することで、患者やクライアントの健康とフィットネスをサポートします。

さらに、心理的な側面も重要です。ストレスや不安、モチベーションの低下など、心理的な要因はトレーニングの成果に影響を与える可能性があります。エビデンスによれば、ポジティブなアプローチやモチベーションの向上を促すプログラムを提供することで、トレーニングの成果を最大化することができます。

総じて、特定の状況下での適切なアプローチは、健康やフィットネスの目標を達成するために不可欠です。エビデンスに基づいたアプローチを取り入れ、個々のニーズや状況に合わせたトレーニングプログラムを提供することで、安全で効果的なトレーニングを実現し、健康と幸福の向上を支援します。

古桑 穰二

■出身地:埼玉県新座市出身
■職業:経営者、理学療法士
■会社名:合同会社Support Life
■事業:訪問看護(訪問看護ステーションささえーる)

私は10代の頃は身体が弱く、5年近く入退院を繰り返す辛い時期を経験しております。 その頃から、病院は身近な存在であると同時に、苦しい想い出の詰まった場所となっておりました。
その後、家族の勧めもあり医療職を志すようになり、理学療法士の資格を取得しました。 市中病院の療養型病棟に配属となり、病院勤務におけるやり甲斐や楽しさを感じていた一方で、どこか「物足りなさ」や「違和感」を持っている自分がいました。
そんな時、たまたま勤めていた病院で訪問看護ステーションを立ち上げることが決まり、そこに初期メンバーとして参画することになりました。
最初は、慣れない訪問でご利用者を前にして頭が真っ白になることもありました。 ご利用者を前にして「どのように接すれば良いのだろう?」「どのような案内の仕方が良いのだろう?」「どのようなメニューが日々の生活に適しているのだろう?」と、試行錯誤をする毎日が続きます。 そして、1件また1件と訪問を重ねていく中で、ご利用者の声に深く耳を傾けて、ご利用者の気持ちをしっかりと汲み取る心構えができていきました。
そうすると、1日に何十人もの受け持ちのリハビリをこなす病院での働き方とは違い、ひとりひとりのご利用者にしっかりと時間を使えること、 決まりきったメニューをこなすのではなく本当にその方に合ったリハビリを提供できる、訪問での働き方にやり甲斐を強く感じるようになっていきました。
訪問は決して楽ではないですし、ご自宅にお伺いすることの大変さももちろんあります。
しかし、目に見えて利用者さんのADLや生活が良くなっていく姿を目の当たりにできることは、病院では体感しづらい、訪問ならではの喜びだと思います。
私は自分の生まれ育った埼玉県新座市に強い愛着を持っています。 いまこの地域には、訪問看護と訪問リハビリとが連携してご利用者を支えていくための資源がまだまだ足りておらず、 受け入れ先のないご利用者がたらい回しになる場面も目にしてきました。
訪問のやり甲斐を感じ、生まれ育った「新座市」を支えるステーションを目指して、「訪問看護ステーションささえーる」を開設いたしました。

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